セコムは18日、子会社のセコム医療システム(東京)と中国・上海市の不動産開発企業が合弁会社を新設し、
高級有料老人ホーム事業に乗り出すと発表した。
セコムが中国で老人ホーム事業を手掛けるのは初めてで、高齢者層の多いとされる上海市に進出する。
2015年に運営開始の計画。
セコムでは、中国内で主に法人向け警備事業拠点の北京や広州など18都市で今後、
老人ホーム事業の展開を視野に入れるとしている。
新設する合弁会社は、社名未定。
資本金は数億~10数億円程度で、セコム側が70%以上、現地企業の「上海陸家嘴金融貿易区開発」(上海市)が
30%以下の出資条件で、調整を進めている。
新会社が手掛けるのは、上海市浦東新区に、延べ床面積約2万平方メートルのビルを建築。
居室数は120で、そのうち介護室8室の構想。
セコム医療システムの国内での介護や医療機関の支援のノウハウを生かし、
上海の新たな高級老人ホームでも医療や介護、食事のサービスのほか、
高齢者の操作しやすいセキュリティーシステムも導入する。 |